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おもに、血液循環、血液ガス交換(二酸化炭素除去、酸素添加)、体温調節がある。人工心肺装置によって生命を長期間維持することができないことを考えれば、それは明らかである。臨床検査技師の学校とは一般的には治療器具として認知されているが、人工呼吸器は病気を治療するものではなく、むしろ人体にとっては負担になる。透析患者の予後は動脈硬化による心疾患が多いため、糖尿病がある場合は早期導入した方が動脈硬化の進行を食い止められる可能性が示唆されているが、まだ結論は得られていない。多細胞生物では、逆に細胞として不可欠なはずの内容を欠く例もある。例えば我々ほ乳類の赤血球には核がない。これはむしろ多細胞生物に見られる細胞の役割分担の中で、なくてもその機能が果たせる場合にはそれが退化することもある、ということであろう。1970年代とそれ以前の日本では、中学校の理科の参考書(「中学Aクラスの理科 第2分野」木谷要治、米山勝太郎、若林慎治共著、昇龍堂出版)でミカン細胞に関して誤った説明がなされていた。『ミカンのふくろを破ってみると、5.2図のようなしきりがみえる。この1つのしきりが細胞である。中には細胞液が多量にはいっている。この液がミカンの汁である。』と図入りで説明されていたが、図と文の両方が誤りであったため、1980年代には修正された。正しくは、1つの仕切りで区切られたものは多数の細胞から成り立っている。恐らく著者であった3名が誤ってこの事を理解していたと思われるが、この時代に理科を習った大人は、その後、理系の学者となった者も含めていまだにミカンの細胞はそれだけ大きなものだと考えている人がいる。

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